TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』 第3作シリーズ


TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』 第3作シリーズ
1985年/全115話(正編108話+番外編(地獄編)7話)。


1985年にスタートした第3作シリーズでは「現代社会に生きる妖怪」「人と妖怪の共存共栄」と言うことが主題になっていて、妖怪もその多くが人間を脅かす存在と言うより、人間の環境破壊などによって行き場のなくなった被害者としての立場が強く打ち出されています。

このシリーズから、鬼太郎は戸田恵子(アンパンマン、きかんしゃトーマス)、ねずみ男に富山敬、など声優陣が大幅に変わりました。


エピソードの多くは原作が存在していますが、もともとの勧善懲悪的な展開は緩和され、鬼太郎は妖怪を退治するわけではなく最終的には人間との和解で終わると言うよう話が多くなっています。また、人間と妖怪の橋渡し役として、レギュラーに人間の少女ユメコが登場。鬼太郎のキャラクターもよりヒーロー的な性格を盛り込み人間的でポジティブなものとなっています。砂かけばばあと子泣きじじいがレギュラー化されたのもこのシリーズからです。

人間と妖怪との融和路線ということでアニメとしてのダイナミズムが薄いエピソードもやや多くなると思われましたが、その合間にインパクトある旧来の勧善懲悪物語を挟むなどの構成の妙や、東映アニメーションの俊英スタッフによるダイナミックなアクション描写、毎回のゲスト妖怪に当時第一線のベテラン声優を投入する等の様々なプラス要素の複合により、歴代最高のヒット作品となりました。またこのシリーズから妖怪登場時に名前が表示されるようになり、これは第4作、第5作にも引き継がれています。

登場する妖怪のうち、ぬらりひょんは宿敵としてほとんどレギュラーのようになりました。妖怪朱の盆を子分に何話にもまたがって鬼太郎と戦いを繰り広げています。このレギュラー仇敵コンビは後の4、5作目にも設定が継承されることとなりました。現在の妖怪ファンの間における「ぬらりひょんは日本妖怪の総大将」というイメージはこの第3作シリーズに由来していると言えます。

ちなみに鬼太郎のチャンチャンコの色合いは原作・カラーイラスト、他の映像化作品等はいずれも肩部から順に【黒・黄・黒・黄・黒】の5層になっていますが、この第3作シリーズのみ肩部から【黄・黒・黄・黒・黄】と逆の配列になっています。また鬼太郎の武器も「指鉄砲」など生体的描写の強いものは登場せず、代わりに剣や鞭になる万能アイテム「妖怪オカリナ」が登場しました。

ゲゲゲの鬼太郎〜地獄編〜
本編終了後、全7回の連続物語形式で描かれた番外編。ねずみ男が掘り出した奇妙な枕の魔力で生きたまま地獄へ落とされてしまった夢子を追って地獄へと向かった鬼太郎一行の活躍に、新キャラクター・地獄童子の登場や宿敵ぬらりひょんとの決着を織り交ぜて描いた冒険物語風のストーリー。
原作は1987年に、『月刊少年マガジン』に連載された全4話のミニシリーズ「地獄編」。この原作と同じく設定が改変されていて、鬼太郎の母親は人間となり、妖怪と結ばれた罰として地獄に落とされ、鬼太郎も半妖怪とされています。さらに一度もアニメ化されたことのなかった「鬼太郎誕生のエピソード」を、目玉おやじへの変化描写をマイルド化するなど、大幅にアレンジしながらも織り込んでいます。

本編とは時間帯が移動して放送されました(キー局であるフジテレビでは月曜19時〜)、一部地域では本編のみ(108話まで)で放送が終了しており、地獄編が放送されないまま現在に至っている地域もあります。
また、第2作シリーズと同様、本放送中に再放送を度々挿入されていて、実際の放送週数は更に多い。当時、ナイター中継を放送するときはこの時間(キー局であるフジテレビは18:30)からの放送となっていましたが、雨天中止のときなどに再放送が使われたと思われます。

第3作は放映話数が多いため未ビデオ化エピソード(第41話以降)が多かったのですが、2006年3月15日発売のDVD-BOXに「地獄編」も含む全115話が収録されました。

また2007年9月19日から毎月DVD3巻(1巻4話収録)づつがレンタル開始されることがDVD-BOX公式ホームページで発表されました。


ゲゲゲの鬼太郎1985 DVD-BOX ゲゲゲBOX80's
ポニーキャニオン (2006/03/15)
売り上げランキング: 33399
おすすめ度の平均: 4.5
4 この高騰は異常
5 僕の中の「ゲゲゲの鬼太郎」はこれ
5 第2部もいい

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/5133536

この記事へのトラックバック

CUTiE 雑誌
Excerpt: CUTiE 雑誌
Weblog: CUTiE 雑誌
Tracked: 2009-10-27 13:43